『ミルキィホームズあるいは素敵な春に咲く一輪の花』(Milky Holmes ou une Fleur du printemps ravissant)
2012/04/01/Sun
« Au premier abord, Milky Holmes paraît n’être qu’un cas particulier de la catégorie de détectives que nous allons tenter de cerner en ce volume. Elles apparaîssent et s’impose dans la situation de la modérnité, qu’il soit sentimentale, héroïque, galante, ou comique. Elles ont son chaos pictural dans « Yokohama », dont les tableaux de genre fournissent de nombreuses images. Toutes ces représentations seront le premier objet de notre enquête. »
「一見したところ、ミルキィホームズは私たちがこの本のなかで観察することを試みようとしているところの探偵というカテゴリーのある特異なケースのようにしか思われない。彼女たちは現代という状況に現れ、そして不可欠であるのだ。その状況は時に感傷的であり、英雄的であり、雅やかであり、また喜劇的である。彼女たちは〈横浜〉における絵画的なカオスを担っている。その種の絵模様は無数のイメージをもたらしてくれる。それらすべての象徴は私たちの検討の第一の対象となるだろう」
Kayo
フランスのミルキィホームズ研究の代表的論客であるサン・ジシュー Sans Issueにより、昨年刊行された『ミルキィホームズあるいは素敵な春に咲く一輪の花』 Milky Holmes ou une Fleur du printemps ravissantは、現在のフランスにおいてミルキィホームズがどのように受容されているか、また最新のミルキィホームズ研究がどのような知見を私たちにもたらしてくれるのかを上手くまとめた良書だと思う。まだ日本語には訳されていないけれど、一読して私は大変な感銘を受けたから、簡単な感想をこのエントリで紹介できたらいいかな。
Nadja
ミルキィホームズ研究は、もちろん、本家本元である日本で盛んなのは論を俟たないんでしょうけど、この本を読むと、決して外国がミルキィホームズ研究において遅れをとっているわけではないということがはっきりと理解されるでしょうね。むしろ、これはほかの分野においても同じことがいえるでしょうけど、日本人ではないからこそ、ある種、ネイティブでは見過ごしがちな微妙な差異に注目することに成功している。この書が示す観点はだからこそ貴重であるのでしょうね。
« Pourquoi le terme de « jardin de fleurs » (お花畑, Ohanabatake) est-il utilisé par eux-mêmes dans l’activité de Milky Holmes ? Quelle en serait la visée ? Quelle serait l’étendue de l’influence du « jardin de fleurs » sur sa notion ? Pour répondre à ces questions, il conviendra dans un premier temps de relever les caractéristiques spécifiques de Milky Holmes. Puis, de les comparer avec l’idéologie présente dans le crâne du « jardin de fleurs ». »
「ミルキィホームズの活躍において、なぜ〈お花畑〉という語が彼女たち自身により用いられているのか? その狙いはどういうものであるだろうか? 〈お花畑〉の影響の範囲は彼女たちの観念においてどのようなものであるだろうか? これらの疑問に答えるためには、まずもってミルキィホームズの特異的性格を指摘することが最適であろう。次に、それらを〈お花畑〉脳に存在するイデオロギーと比較することが求められよう」
kayo
ミルキィホームズが私たちに与えた影響は大きい。とくに私に大きい。大切なことなのでもう一度繰り返そう! とくに私に大きい!! ……だからこそ、ミルキィホームズがいかなる魅力を持った存在か、その可能性がどこまで届きうるかを私たちは正確に理解するよう努めなきゃいけない。その方法論を、本書は的確に提示している。お花畑が脳に至り、取り返しがつかなくなる前に、ぜひこの本は読まなきゃいけない。そう私は思うかな。
Nadja
本書は現時点におけるミルキィホームズ研究の最良のまとめであるばかりでなく、ミルキィホームズをより専門的に知りたいと思う人への最適な入門書でもあるでしょう。一刻も早い邦訳が行われるのを願うかしら。狂気の淵から孤独な人間理性を救うのは、ただお花畑の光でしかないことを、人類は確信しなければならないのでしょうから。
« Si j’étais désespéré, serais-je en train de sentir la lumière du « jardin de fleurs » ? Ce sont néssairement des jolies fleurs sous la fantasmagorie. »
「もし私が絶望に沈んでいたとしたら、〈お花畑〉の光を私は今このとき感じているだろうか? それらはまちがいなく夢幻的光景の下の可憐な花々なのだ」
Sans Issue, Milky Holmes ou une Fleur du printemps ravissant
「一見したところ、ミルキィホームズは私たちがこの本のなかで観察することを試みようとしているところの探偵というカテゴリーのある特異なケースのようにしか思われない。彼女たちは現代という状況に現れ、そして不可欠であるのだ。その状況は時に感傷的であり、英雄的であり、雅やかであり、また喜劇的である。彼女たちは〈横浜〉における絵画的なカオスを担っている。その種の絵模様は無数のイメージをもたらしてくれる。それらすべての象徴は私たちの検討の第一の対象となるだろう」
Kayo
フランスのミルキィホームズ研究の代表的論客であるサン・ジシュー Sans Issueにより、昨年刊行された『ミルキィホームズあるいは素敵な春に咲く一輪の花』 Milky Holmes ou une Fleur du printemps ravissantは、現在のフランスにおいてミルキィホームズがどのように受容されているか、また最新のミルキィホームズ研究がどのような知見を私たちにもたらしてくれるのかを上手くまとめた良書だと思う。まだ日本語には訳されていないけれど、一読して私は大変な感銘を受けたから、簡単な感想をこのエントリで紹介できたらいいかな。
Nadja
ミルキィホームズ研究は、もちろん、本家本元である日本で盛んなのは論を俟たないんでしょうけど、この本を読むと、決して外国がミルキィホームズ研究において遅れをとっているわけではないということがはっきりと理解されるでしょうね。むしろ、これはほかの分野においても同じことがいえるでしょうけど、日本人ではないからこそ、ある種、ネイティブでは見過ごしがちな微妙な差異に注目することに成功している。この書が示す観点はだからこそ貴重であるのでしょうね。
« Pourquoi le terme de « jardin de fleurs » (お花畑, Ohanabatake) est-il utilisé par eux-mêmes dans l’activité de Milky Holmes ? Quelle en serait la visée ? Quelle serait l’étendue de l’influence du « jardin de fleurs » sur sa notion ? Pour répondre à ces questions, il conviendra dans un premier temps de relever les caractéristiques spécifiques de Milky Holmes. Puis, de les comparer avec l’idéologie présente dans le crâne du « jardin de fleurs ». »
「ミルキィホームズの活躍において、なぜ〈お花畑〉という語が彼女たち自身により用いられているのか? その狙いはどういうものであるだろうか? 〈お花畑〉の影響の範囲は彼女たちの観念においてどのようなものであるだろうか? これらの疑問に答えるためには、まずもってミルキィホームズの特異的性格を指摘することが最適であろう。次に、それらを〈お花畑〉脳に存在するイデオロギーと比較することが求められよう」
kayo
ミルキィホームズが私たちに与えた影響は大きい。とくに私に大きい。大切なことなのでもう一度繰り返そう! とくに私に大きい!! ……だからこそ、ミルキィホームズがいかなる魅力を持った存在か、その可能性がどこまで届きうるかを私たちは正確に理解するよう努めなきゃいけない。その方法論を、本書は的確に提示している。お花畑が脳に至り、取り返しがつかなくなる前に、ぜひこの本は読まなきゃいけない。そう私は思うかな。
Nadja
本書は現時点におけるミルキィホームズ研究の最良のまとめであるばかりでなく、ミルキィホームズをより専門的に知りたいと思う人への最適な入門書でもあるでしょう。一刻も早い邦訳が行われるのを願うかしら。狂気の淵から孤独な人間理性を救うのは、ただお花畑の光でしかないことを、人類は確信しなければならないのでしょうから。
« Si j’étais désespéré, serais-je en train de sentir la lumière du « jardin de fleurs » ? Ce sont néssairement des jolies fleurs sous la fantasmagorie. »
「もし私が絶望に沈んでいたとしたら、〈お花畑〉の光を私は今このとき感じているだろうか? それらはまちがいなく夢幻的光景の下の可憐な花々なのだ」
Sans Issue, Milky Holmes ou une Fleur du printemps ravissant
