バンブーブレード 第23話「嘘と沈黙」
2008/03/12/Wed
「だれのための部活だよ、か。コジロー、あなたがそれをいっちゃ、いけないよ。そしてキリノにすべてを委ねるのも、それは責められてしかたないふるまい。生徒の自主性を重んじるといえばきこえはよいけれど、泥を被るという決断も必要なのでないかな。もちろんそれは大人の勝手なことなのだけど、ここでキリノに重圧を与えるのは、私はちがうと思う。やさしいキリノが、二人をかんたんに切り捨てられることないし、また一年生のみんなを巻きこむことに納得いく道理ない。キリノはみずからを犠牲にしてぜんぶうまくいくなら、迷わずそうする人なのだろうけど、ね。」
「部長としての決断としては、ここはいささか荷が勝ちすぎるといったところかしらね。これもまたコジローの甘さが出たというところなのでしょう。男子部員を放っておいたツケが出たといえば、それはきつい言い方なのでしょうけど。」
「そんなどん底でタマちゃんの退部届けまで見ちゃうから、キリノは心休まらない。あー‥同情しちゃいそ。負けてしまって、アイデンティティまで見失っちゃった感のあるタマちゃん。一見して無敵のタマちゃんだったけど、彼女の強さを支えてた精神力というのは、鍛えられた不屈の心というのでなくて、何も知らない幼い無垢な心がもてる類の強さだった。だから負けを知って、挫けてしまうのは道理だろうし、その突破口がなかなか見出せないのもわかるかな。‥そんなタマちゃんに剣道しばらく休んだらって声をかけるお父さんは、ほんとにできた人。私、おどろいた。このお父さんはほんとによくできた、素敵な人だなって思う。タマちゃんもめげないで、がんばってくれると、きっといいな。」
「ま、彼女はここで終るようなものではないと信じましょう。負けで一気に崩れる人はそう珍しくはないけれど、タマキがそうだとは思いたくないかしらね。」
「勝てないミヤミヤの懊悩。私もそんなつよいほうでなかったから、彼女の気持はわかりすぎるほど、わかる部分あるです。ただ何度もいってきたことだけど、彼女にはダンくんがいる。素敵な人がついてる。私はぜんぜん心配してない。心配するなら、何もできないコジローのほう。彼が復活する日は来るのかな。その日を私は、陰でこっそりとまってるです。」
「大人のコジローに、落ちこんでいる暇はないというものね。はてさて。非常に上手い回だったかしら。アニメ版バンブレというのは本当によくできた作品といえるかしらね。次回もまったく、これは期待するほか、ないでしょう。」
「部長としての決断としては、ここはいささか荷が勝ちすぎるといったところかしらね。これもまたコジローの甘さが出たというところなのでしょう。男子部員を放っておいたツケが出たといえば、それはきつい言い方なのでしょうけど。」
「そんなどん底でタマちゃんの退部届けまで見ちゃうから、キリノは心休まらない。あー‥同情しちゃいそ。負けてしまって、アイデンティティまで見失っちゃった感のあるタマちゃん。一見して無敵のタマちゃんだったけど、彼女の強さを支えてた精神力というのは、鍛えられた不屈の心というのでなくて、何も知らない幼い無垢な心がもてる類の強さだった。だから負けを知って、挫けてしまうのは道理だろうし、その突破口がなかなか見出せないのもわかるかな。‥そんなタマちゃんに剣道しばらく休んだらって声をかけるお父さんは、ほんとにできた人。私、おどろいた。このお父さんはほんとによくできた、素敵な人だなって思う。タマちゃんもめげないで、がんばってくれると、きっといいな。」
「ま、彼女はここで終るようなものではないと信じましょう。負けで一気に崩れる人はそう珍しくはないけれど、タマキがそうだとは思いたくないかしらね。」
「勝てないミヤミヤの懊悩。私もそんなつよいほうでなかったから、彼女の気持はわかりすぎるほど、わかる部分あるです。ただ何度もいってきたことだけど、彼女にはダンくんがいる。素敵な人がついてる。私はぜんぜん心配してない。心配するなら、何もできないコジローのほう。彼が復活する日は来るのかな。その日を私は、陰でこっそりとまってるです。」
「大人のコジローに、落ちこんでいる暇はないというものね。はてさて。非常に上手い回だったかしら。アニメ版バンブレというのは本当によくできた作品といえるかしらね。次回もまったく、これは期待するほか、ないでしょう。」