純真ミラクル100% 第9話
2008/11/11/Tue
「あはははは! あーもう! 初っ端から笑っちゃったじゃないっ! 二宮さんごめんなさいっ。この前の感想(→純真ミラクル100% 第8話)で、もしかしたら私と似てるとこあるかもなんていっちゃって。まさかほんとにモクソンのこと好きになっちゃってるなんて、私、思ってなかった。やだな、私。私とはそんなに、ね、二宮さん、似てないね。前回のお話の私の受けた印象と誤解は、私と二宮さんの他者に対する態度の相違をそのまま浮き彫りにしちゃったかな。冷たいな、私。二宮さんは幻想を排除してるのでなくて、他者と上手く接せない自分を知ってのうえでのあの対応だったのだね。それは冷厳であるからでなくて不器用だったから、か。少しここは、私、自己嫌悪するとこだよね。他人を自分のように思ってはいけない、かな。」
「ま、本気でモクソンに惚れこんでいるのは予想できた展開のひとつではあったし、ここは素直に秋枝先生の手腕を認めるべきなのでしょうね。実際、少しやられた感はあるかしら。それともこれ以上この物語のただでさえ煩雑な人間関係をこじれさせようとは予想できなかったということなのかしらね。実際、どこまでこの物語は人間関係の渦を作り出せば気が済むのかしら。」
「ねー。ここまで各人各様の思惑と行動を展開することになるとは思わなかったよね。この作品のすごいとこは、それぞれがそれぞれの実直な感情と、それを素直にみせることの叶わない現実の前での妥協との葛藤を、それぞれの個性に沿った形で明敏に描きださせてるとこにあるのであって、正直ここまで錯雑めいた印象を与えられる恋愛劇も稀有でないかなって思う。‥こういうエピソードをみせつけられちゃうと、やっぱり秋枝先生の真価はこういった繊細巧妙をきわめる人間劇と違和感なく人の心情をキャラに描出させてみせる筆致の柔らかさにこそあるのだろな。その意味で、儚月抄があんまり秋枝先生に向いてないのでないかなって意見は、少し正しさがあるのかも。重厚な人間心理をメインに出すはずのない、ひねくれた東方の人たち相手では、秋枝先生の才腕をふるう場所は見出しにくいのだろね。ここまで微妙なバランスのうえに成り立ったキャラクター間の交流を軸とする恋愛物語は、私はこれまで記憶にないほどだから、よけいにそう思っちゃうかな。」
「見事なものかしらね。少し絶賛しすぎという気もないけれど、よくもこう一人ひとりのキャラクターの心理を丁寧に描き分けていくことよ。正直、二宮というキャラクターにこういった役割が回ってくるとは思わなかったし、次だれがどのような行動を起すか予測がつかないという点では、純粋に恋愛劇のおもしろさを引き出しているということでしょうからね。絶妙なものよ。」
「しかもこの手の恋愛漫画にありがちな、嫌味なキャラクターとかテンプレな事件とかが物語の進行には一切からまないからなおさら、かな。表題にあるとおり、この作品の人たちはみんな純真な側面があって、それは自分の気持を大切にする、そしてその感情が今ある関係性を壊すことを極度に恐れるといった弱さって部分においても、とてもよくあらわされてる。‥二宮さんは、だからその意味で、この作品の象徴的な人物っていえることができるかもかな。私は、この作品の人たちには輝きを感じて、そこにある種私という人間には接近できない力のあることを認めることに、やぶさかで、ないかな。もちろん純真さという性質が、よいことばかりでないことは承知できるものだけど。そして、そろそろこの物語も変化をみせる頃合であるだろな。工藤さんと所長の恋、そして二宮さんの存在は、モクソンの立場を決定的に変革しうるファクターとしてあるのだから。」
「モクソンのライブを間近にして、何ごとかは起りうる、か。ま、下手な予測はしないことにしましょうか。この作品に関してはなかなか先が見えてこないし、静かな日常を淡々と描いているため、逆にこの現実と同様、下手な予想は逆の目を出すのよね。どうなることか、一読者として楽しみに待つことにしましょうか。本当、何がどうなるか見えづらくて、わくわくさせられる作品よ。」
「ま、本気でモクソンに惚れこんでいるのは予想できた展開のひとつではあったし、ここは素直に秋枝先生の手腕を認めるべきなのでしょうね。実際、少しやられた感はあるかしら。それともこれ以上この物語のただでさえ煩雑な人間関係をこじれさせようとは予想できなかったということなのかしらね。実際、どこまでこの物語は人間関係の渦を作り出せば気が済むのかしら。」
「ねー。ここまで各人各様の思惑と行動を展開することになるとは思わなかったよね。この作品のすごいとこは、それぞれがそれぞれの実直な感情と、それを素直にみせることの叶わない現実の前での妥協との葛藤を、それぞれの個性に沿った形で明敏に描きださせてるとこにあるのであって、正直ここまで錯雑めいた印象を与えられる恋愛劇も稀有でないかなって思う。‥こういうエピソードをみせつけられちゃうと、やっぱり秋枝先生の真価はこういった繊細巧妙をきわめる人間劇と違和感なく人の心情をキャラに描出させてみせる筆致の柔らかさにこそあるのだろな。その意味で、儚月抄があんまり秋枝先生に向いてないのでないかなって意見は、少し正しさがあるのかも。重厚な人間心理をメインに出すはずのない、ひねくれた東方の人たち相手では、秋枝先生の才腕をふるう場所は見出しにくいのだろね。ここまで微妙なバランスのうえに成り立ったキャラクター間の交流を軸とする恋愛物語は、私はこれまで記憶にないほどだから、よけいにそう思っちゃうかな。」
「見事なものかしらね。少し絶賛しすぎという気もないけれど、よくもこう一人ひとりのキャラクターの心理を丁寧に描き分けていくことよ。正直、二宮というキャラクターにこういった役割が回ってくるとは思わなかったし、次だれがどのような行動を起すか予測がつかないという点では、純粋に恋愛劇のおもしろさを引き出しているということでしょうからね。絶妙なものよ。」
「しかもこの手の恋愛漫画にありがちな、嫌味なキャラクターとかテンプレな事件とかが物語の進行には一切からまないからなおさら、かな。表題にあるとおり、この作品の人たちはみんな純真な側面があって、それは自分の気持を大切にする、そしてその感情が今ある関係性を壊すことを極度に恐れるといった弱さって部分においても、とてもよくあらわされてる。‥二宮さんは、だからその意味で、この作品の象徴的な人物っていえることができるかもかな。私は、この作品の人たちには輝きを感じて、そこにある種私という人間には接近できない力のあることを認めることに、やぶさかで、ないかな。もちろん純真さという性質が、よいことばかりでないことは承知できるものだけど。そして、そろそろこの物語も変化をみせる頃合であるだろな。工藤さんと所長の恋、そして二宮さんの存在は、モクソンの立場を決定的に変革しうるファクターとしてあるのだから。」
「モクソンのライブを間近にして、何ごとかは起りうる、か。ま、下手な予測はしないことにしましょうか。この作品に関してはなかなか先が見えてこないし、静かな日常を淡々と描いているため、逆にこの現実と同様、下手な予想は逆の目を出すのよね。どうなることか、一読者として楽しみに待つことにしましょうか。本当、何がどうなるか見えづらくて、わくわくさせられる作品よ。」
