CLANNAD ~AFTER STORY~ 第13話「卒業」
2009/01/10/Sat
「さいしょの野球の対決シーンは、さっぱり意味がわからない。もちろんあれがお嬢さんをください!の劇的な演出の比喩なのだろなくらいには承知してるのだけど、でも根本的に、私は野球ってわからないから、この作品がここまで野球にこだわってるのがちょっと変に思えちゃう。野球っておもしろいのかな、とか思う。やったこともあるし見たこともけっこうあるけど、私にはあれが何を意味してるのかぜんぜんわかんない。何か白ける、とかまでいっちゃうとあれれかなだけど、でもうーん、私にはわからない。あれがおもしろいと思う人もいるのだろな、そして野球で心の交流をする人間関係もあるのだろな、それはその人それぞれの趣味と選択と生き方の問題なのだろな、くらいにしか私は思わないかな。とりあえず、うん、よくわからない。」
「keyはなぜか知らないけれど、野球が好きなのよね。ま、集団競技ということで連帯感を高めるだのなんだの理屈はつくのでしょう。しかし雨の中素振りまでして秋生の球を打たなければ求婚もできないとは、何かこう部外者からしてみると少し異常な感じもするかしら。ま、そう怪訝に思わなくてもよいのでしょうけど。」
「集団競技というのはわかんないよねー、って思うけど、でもそんなの私だけかな? うーん、べつに運動が私きらいというのでないのだけど‥散歩好きだし木刀ふるし、スポーツだって剣道とか柔道とかボクシングとは好きでたまに見るし、殴りあいはいいよね、でも関節技とかはとくに美しくないかなって思う、綜合格闘技は全体的に意味ないなって思うからあんまり興味ない‥でも、あー、球技はむかしからわからないかな。ボールに固執する理由がつかめないというか、とにかく私の関心の埒外にある。でも人気あるよね。なんでかな。」
「なぜと問うてもね。はてさてとしか返事しようがないことよ。ま、渚と朋也は何はともあれ結婚した。経緯はどうあれこれで世間的に二人の関係は確立したことであるし、これは時間の問題だったとはいえ、二人の内面に与える影響は小さくはないのでしょう。いいことじゃないかしらね、おそらく。」
「あと渚ひとりのためのとくべつな卒業式もやってたよね。‥またまた悪口になっちゃうみたいでやだかなだけど、あの一連の流れも私にはわからないといえばわからない。なんで卒業式にそんなにこだわるのかな、とか思う。べつにいいじゃん、あんなの出なくて、とか思う。さらに卒業したみんなが集ってというのはべつに構わないけど、でもなんで制服なんて今さら着ちゃってるの、それって何かな、とかとか思う。なんかちょっとわけわかんない、というのが正直なとこ。卒業して、以前通ってた学校に集って、あまつさえむかしの制服を着こんで感傷的な雰囲気に浸るだなんて、私はぜったいにご免かな。あの空気はたぶん私の苦手だ。近寄らないが、よろしかな。」
「ああいう身内の感傷的なしっとりとした雰囲気が苦手ということ? ま、わからなくはないけれど、どうもちょっとあの手の感情的な親密さを要求する集団のあり方は気味が悪いといったところかしら。ま、そう文句をつける必要もないのでしょうが、けっこう特異な集団よね、朋也の周辺って。肉感的な情の連帯でできあがっているというか、心理的にべたべたしているというか、とりあえず苦手な人にはとことん駄目な雰囲気は少々あるのでしょう。もちろん、それが売りな作風だというのはわかるのだけれど、少しその感じが露骨になってきたかしら。ま、どう転ぶのでしょうね、これからこの作品は。」
「keyはなぜか知らないけれど、野球が好きなのよね。ま、集団競技ということで連帯感を高めるだのなんだの理屈はつくのでしょう。しかし雨の中素振りまでして秋生の球を打たなければ求婚もできないとは、何かこう部外者からしてみると少し異常な感じもするかしら。ま、そう怪訝に思わなくてもよいのでしょうけど。」
「集団競技というのはわかんないよねー、って思うけど、でもそんなの私だけかな? うーん、べつに運動が私きらいというのでないのだけど‥散歩好きだし木刀ふるし、スポーツだって剣道とか柔道とかボクシングとは好きでたまに見るし、殴りあいはいいよね、でも関節技とかはとくに美しくないかなって思う、綜合格闘技は全体的に意味ないなって思うからあんまり興味ない‥でも、あー、球技はむかしからわからないかな。ボールに固執する理由がつかめないというか、とにかく私の関心の埒外にある。でも人気あるよね。なんでかな。」
「なぜと問うてもね。はてさてとしか返事しようがないことよ。ま、渚と朋也は何はともあれ結婚した。経緯はどうあれこれで世間的に二人の関係は確立したことであるし、これは時間の問題だったとはいえ、二人の内面に与える影響は小さくはないのでしょう。いいことじゃないかしらね、おそらく。」
「あと渚ひとりのためのとくべつな卒業式もやってたよね。‥またまた悪口になっちゃうみたいでやだかなだけど、あの一連の流れも私にはわからないといえばわからない。なんで卒業式にそんなにこだわるのかな、とか思う。べつにいいじゃん、あんなの出なくて、とか思う。さらに卒業したみんなが集ってというのはべつに構わないけど、でもなんで制服なんて今さら着ちゃってるの、それって何かな、とかとか思う。なんかちょっとわけわかんない、というのが正直なとこ。卒業して、以前通ってた学校に集って、あまつさえむかしの制服を着こんで感傷的な雰囲気に浸るだなんて、私はぜったいにご免かな。あの空気はたぶん私の苦手だ。近寄らないが、よろしかな。」
「ああいう身内の感傷的なしっとりとした雰囲気が苦手ということ? ま、わからなくはないけれど、どうもちょっとあの手の感情的な親密さを要求する集団のあり方は気味が悪いといったところかしら。ま、そう文句をつける必要もないのでしょうが、けっこう特異な集団よね、朋也の周辺って。肉感的な情の連帯でできあがっているというか、心理的にべたべたしているというか、とりあえず苦手な人にはとことん駄目な雰囲気は少々あるのでしょう。もちろん、それが売りな作風だというのはわかるのだけれど、少しその感じが露骨になってきたかしら。ま、どう転ぶのでしょうね、これからこの作品は。」