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2011/07/21/Thu
「漫画原稿のためにそそくさと教室を抜け出したみおちゃんだけど、ばったりとゆっこに見つかっちゃって初めはしまったって思う。でもその夜、自分の部屋で机に向っているとき、わざわざ自分のことを見つけて一緒帰ろうよっていってくれたゆっこのことを考えると、自然と顔がほころぶ自分を自覚して、なんだかおかしくなる(ゆっこをドラゴンスクリューで吹っ飛ばしたことと破かれた原稿のことはとりあえず横に置いておいて)。ゆっこは私がいないとだめなんだ。‥高校に入学してから事あるごとに自分を頼ってくるゆっこのことを思い出して、それがうれしくて、いつの間にかゆっこの存在がみおちゃんのなかで大きくなっていく。でもある日、そんなゆっこから、なのちゃんの家に遊びに行ったって話を聞かされる。最初はどうってことのない、他愛のない出来事としか思ってなかったんだけど、だんだんとゆっこはなのと一緒にいる時間が長くなっていき(初めて友だちができたなのは積極的にゆっこに話しかけていく。呼び方も最初は相生さんだったんだけど、いつからか、ゆっこってなのも呼ぶようになる。それとも、あるいは「ゆっこさん」ってのもいいかもしれない。ね、ゆっこさんってすごく萌える気がする)、みおちゃんの心にあるぽっかりとした穴があく。それは喪失感で、次第に焦慮となり、みおちゃんはゆっこが自分から離れていくような気がして、それと同時にそんな思いを抱く自分が不思議で、信じられなくて、自分でも知らない間にゆっこにこんな気持を抱いていただなんてって、みおちゃんは悲しくてどうしようもなくなってしまう。そしてついに、みおちゃんはゆっこに衝動的にこう叫ぶ。‥なんで私以外の人と仲よくなっちゃうの、ゆっこはバカだから、なんにもわかっていないんだ、って。‥それを聞いたゆっこは、困惑し、しかし辛そうな表情で立ち尽すみおちゃんの姿を見て、ただごめんって、わけもわからず、謝るほかなかった。その言葉は、みおちゃんに悔し涙を流させるほか、何もなかった。」
「‥長い。というか、最近、気忙しいんじゃなかったの? こんなみおちゃんとゆっこのことをつらつらエントリに書いていていいのかしら。妄想全開で。」
「気忙しいからこそ、こんなことでも考えなきゃやってられない。それに私はラッセル先生の読者だから、不安や考え事をベッドのなかにまで持ち込むことはしないのです。眠りは精神を安らかにためにこそあれ、心配や悩み事で混乱させるためにあるのでない。だから私は英気を養うために、布団に入って眠りが訪れるまでは、みおちゃんやゆっこのことを考えて、お花畑を研ぎ澄ますことに努めてる。つまり、みおちゃんとゆっこは幸せになる運命にあるんです。」
「何がつまりなのかわからないけれど、ま、考えるべきときに考えろってことは、ラッセルが幾度もいっていることではあったかしら。‥考えても無駄なことは考えない。が、実際はそう上手くはいかないのしょうね。それに考えるという言葉は便利で、考えるということを口実にわかりきった決断を先延ばしにしていることもある。ま、だからこそラッセル先生は精神を訓練することによって、考えることの効率化、最適化ができるといい、そしてそれが人の幸福を増すと述べているのでしょう。‥はてさて、こんな調子でラッセル先生でオチをつけたところで、今日のエントリは終りにしましょうか。ネタの練りこみが甘い気もするけれど、そこは勘弁願いましょう。」