マルセロ・グライサー、『物理学は世界をどこまで解明できるか―真理を探究する科学全史』
2017/07/17/Mon
今年の六月に刊行されたということで、この手の一般向けの科学史・科学解説書としては最新のものにおそらく当たるのだろう。実はまだ全部読んでいないので感想を書くわけにはいかないのだけれど、百ページちょっと読んだ印象としては、おもしろい。極めて的確かつ簡潔に記述されている。註も一通りそろっている。で、その上でいうのだけれど、これは本書に対する不満ではまったくないのだが、このところ物理学・科学関連の一般向けの本を読んでいて思うのは、どれか一冊通読すれば、あとは大体内容は同じだな、ということ。もちろん、情報は更新されていくだろうし、その更新を小まめに追うことがまさしく研究なのだが、しかし、一般書としてはそこまで深入りできないし、すべきでもない。つまり、これ以上、この分野に関してしっかり知りたいのであれば、専門の勉強をしなさいよ、ということなのだろう。
で、余談なんだけど、私は高校で物理はやらなかったんだよね。化学はやった。でも化学はなんか超苦手だった。物理をやってみるべきだったのかしらん。いや、そんなこともない? 私のいとこは化学専門なんだけどな。
マルセロ・グライサー、『物理学は世界をどこまで解明できるか―真理を探究する科学全史』
で、余談なんだけど、私は高校で物理はやらなかったんだよね。化学はやった。でも化学はなんか超苦手だった。物理をやってみるべきだったのかしらん。いや、そんなこともない? 私のいとこは化学専門なんだけどな。
マルセロ・グライサー、『物理学は世界をどこまで解明できるか―真理を探究する科学全史』