魔法少女リリカルなのはStrikerS 第3話「集結」
2007/04/18/Wed
「第3話まで終って、まだ何もはじまってないし、何も終了していない。‥うーん、さいしょに六課ありきではじめちゃってもよかったんじゃないかな、とも思います。テンポがわるくてなんだかなんだかなーって感じがぬぐえないかも‥。なんていうのかな、三期にはけっこう違和感があるかもで、もともと「なのは」って作品はつっこみどころがたくさんなのですけど、細かいところはあんまり私は気にしないです。私は荒唐無稽なのは大好きだから、ね。でも今回はちょっと気になる箇所があったから、覚えついでに書いておきます。」
「ま、適当にね。」
「なのはって物語はこれまではすごく身近に感じられたんだよね。それは登場人物の行動原理が、目にみえてそして共感できるものだったから。‥一期のなのはは自分が何をしたいのかどうかで悩んでて、はっきりとした自分のやりたいこと、目標が見つからなくて、家族や友人には恵まれてて、まいにちも不幸でないけど‥むしろ幸福とよべるような生活を送ってた。でもどこかに浮遊感‥実存っぽくいえば疎外感のようなものを感じてて、それはたぶん孤独、っていうのだった。自分は何のためにあるのかな、なのはは聡い子だったから、そんなことを考えずにはいられない子どもで、それはたぶんませてるなって視聴者に思わせるものだったね。少なくとも私は思いました。自分のほんとにしたいことがわからなくてもやもやした感覚、一期のなのはにはそんなのがあって、私がおもしろいなと思ったのも、へんな子って思ったのもそんなとこ。だれしもが抱くような空虚感をなのはは手持ち無沙汰に感じてた。なのはが魔法に出会ったのはそんなある日のことでした。魔法をうまく使うことができたなのはは、自分にも何かの役に立てる、そんな才能を自覚したんだね。その力で、自分の住んでる街や、自分の家族を危険から守ることができる。‥なのはが魔法をがんばろうと思ったのはそんな単純なことからだった。‥そして敵方のプレシアもひどく人間くさい情念に憑かれた人で‥私はそこがけっこう気に入っているのですけど、うーん、プレシアの評価は微妙になっちゃうね!‥フェイトもシンプルすぎるような母親への愛情のためにいろいろ覚悟して動いた子だった。二期のはやてと守護騎士のみんなも、ただ安寧に暮したい、好きな人を助けたいって気持ばかりで、だからそこにはもっとも愚直で、おろかしいけど共感させられるような‥なんていうのかな、絆、みたいなものがあったと思うのです。私はそれが好きでした。」
「単純な動機だったものね。二期のなのはなんて明らかに初っ端にヴィータにこっぴどくやられたってことでの怨恨みたいなのが行動原理のなかにあったのは、ま、ほんとでしょうね。」
「それで第3話なんですけど‥部隊結成のとき、全員集合のさいしょのスピーチで、はやては平和と法のため、っていいましたね‥。平和と法、平和と法のため、か‥。あはは、けっこうです。うん、とても立派。もう軍人さんなんだから、私情じゃなくて公的な理念のためにっていうの、まったくその通りです。正しいです。平和のために、がんばらなきゃならない。それは見事にそう、それ以外にないです。でも、だったら、私情を挿んじゃいけない。なのはとフェイトが出向してたとき、しっかり敬礼しなきゃいけない。指揮官は、笑っちゃいけないです。」
「ずいぶん非難がましいのね、今回は。ふーん、そう。」
「‥でも、実はそんなには心配してません。なんだかんだで訓練のところはきっちり描かれてたし、それにまだぜんぜんおもしろいです。敵方や今回の物語の本流にのれば、メリハリがついて楽しくなるだろうなって思うから。‥ほんとだよ!」
「期待してるのはそれなり本気ってのね。次回は多少は話が動くかしらね。」
「ま、適当にね。」
「なのはって物語はこれまではすごく身近に感じられたんだよね。それは登場人物の行動原理が、目にみえてそして共感できるものだったから。‥一期のなのはは自分が何をしたいのかどうかで悩んでて、はっきりとした自分のやりたいこと、目標が見つからなくて、家族や友人には恵まれてて、まいにちも不幸でないけど‥むしろ幸福とよべるような生活を送ってた。でもどこかに浮遊感‥実存っぽくいえば疎外感のようなものを感じてて、それはたぶん孤独、っていうのだった。自分は何のためにあるのかな、なのはは聡い子だったから、そんなことを考えずにはいられない子どもで、それはたぶんませてるなって視聴者に思わせるものだったね。少なくとも私は思いました。自分のほんとにしたいことがわからなくてもやもやした感覚、一期のなのはにはそんなのがあって、私がおもしろいなと思ったのも、へんな子って思ったのもそんなとこ。だれしもが抱くような空虚感をなのはは手持ち無沙汰に感じてた。なのはが魔法に出会ったのはそんなある日のことでした。魔法をうまく使うことができたなのはは、自分にも何かの役に立てる、そんな才能を自覚したんだね。その力で、自分の住んでる街や、自分の家族を危険から守ることができる。‥なのはが魔法をがんばろうと思ったのはそんな単純なことからだった。‥そして敵方のプレシアもひどく人間くさい情念に憑かれた人で‥私はそこがけっこう気に入っているのですけど、うーん、プレシアの評価は微妙になっちゃうね!‥フェイトもシンプルすぎるような母親への愛情のためにいろいろ覚悟して動いた子だった。二期のはやてと守護騎士のみんなも、ただ安寧に暮したい、好きな人を助けたいって気持ばかりで、だからそこにはもっとも愚直で、おろかしいけど共感させられるような‥なんていうのかな、絆、みたいなものがあったと思うのです。私はそれが好きでした。」
「単純な動機だったものね。二期のなのはなんて明らかに初っ端にヴィータにこっぴどくやられたってことでの怨恨みたいなのが行動原理のなかにあったのは、ま、ほんとでしょうね。」
「それで第3話なんですけど‥部隊結成のとき、全員集合のさいしょのスピーチで、はやては平和と法のため、っていいましたね‥。平和と法、平和と法のため、か‥。あはは、けっこうです。うん、とても立派。もう軍人さんなんだから、私情じゃなくて公的な理念のためにっていうの、まったくその通りです。正しいです。平和のために、がんばらなきゃならない。それは見事にそう、それ以外にないです。でも、だったら、私情を挿んじゃいけない。なのはとフェイトが出向してたとき、しっかり敬礼しなきゃいけない。指揮官は、笑っちゃいけないです。」
「ずいぶん非難がましいのね、今回は。ふーん、そう。」
「‥でも、実はそんなには心配してません。なんだかんだで訓練のところはきっちり描かれてたし、それにまだぜんぜんおもしろいです。敵方や今回の物語の本流にのれば、メリハリがついて楽しくなるだろうなって思うから。‥ほんとだよ!」
「期待してるのはそれなり本気ってのね。次回は多少は話が動くかしらね。」