柊小学校恋愛くらぶ 第2話「真っ白な恋心」
2007/12/23/Sun
「今回のお話は、読み終えてちょっと考えちゃった。小学生の雛子が興味から恋愛くらぶなるもの作っちゃって、それをまだ早いよっていう先生と、逃げないできちんと教えていかなきゃっていう先生の二人がいて、私ならどうするかな、私はけっこう逃げちゃうかもなって思った。恋愛なんて教えられるものでないし、恋愛論ならいくらでも理屈つけられるだろうけど、それを一般論に敷衍できるなんて少しも思わない。恋愛というのは楽しいもの、すばらしいもの。そう主張する人がいるとして、それはその人がそういうのだったら、たぶんその人にとってはそういうものなのだけど、でもそれがべつの人にとっては恋愛って悲惨の代名詞だったりもする。恋愛は人によって様相を変える。それは各個人の人間関係の模様が、その人それぞれにとってちがった色模様をみせるように。」
「同じタイプの恋愛はあるだろうけど、まったく同一の恋愛はありえないだろうという話ね。ま、当然かしら。それは生徒に向う先生もまたそうでしょうし、だから恋愛指導なんてできっこないというのもまた道理でしょうね。」
「どうするのかな。先人の教訓には二種類ある。ひとつはむかしの人はそれをしたがために失敗したからあなたたちはするのでないよ、というもの。もうひとつはむかしの人はそれをしたがために失敗しちゃったけど、だからってそれをするなってつよくいえないもの。恋愛は後者に属する。だって恋愛は人を虐げるものだけど、でもそれを忌避しろだなんて、とてもじゃないけどいえないから。」
「つまるところそれは人間関係の問題になるかしら。人間関係というのは望む望まぬいろいろあるけれど、それらは嫌だからといってなくせるものではないのよね。問題は他者との距離のとり方でしょうけど、恋愛みたいな濃い人間関係になると、そこらの自制もむずかしいでしょうし。」
「先生はなんて教えるのかな。雛子たちに。傷つくのをおそれるな、なんていっちゃうのかな。」
「はてさてね。もし佳代がその立場ならどうするかしら?」
「ドストエフスキーの「白夜」読ませて感想書かせるかも。あ。なんだかよさそ。」
「‥小学生に? いや、ま、読めないってことはないでしょうけど。しかし白夜ね。あの美しさは少し思うところがあるかしら。」
→ドストエフスキー「白夜」
「同じタイプの恋愛はあるだろうけど、まったく同一の恋愛はありえないだろうという話ね。ま、当然かしら。それは生徒に向う先生もまたそうでしょうし、だから恋愛指導なんてできっこないというのもまた道理でしょうね。」
「どうするのかな。先人の教訓には二種類ある。ひとつはむかしの人はそれをしたがために失敗したからあなたたちはするのでないよ、というもの。もうひとつはむかしの人はそれをしたがために失敗しちゃったけど、だからってそれをするなってつよくいえないもの。恋愛は後者に属する。だって恋愛は人を虐げるものだけど、でもそれを忌避しろだなんて、とてもじゃないけどいえないから。」
「つまるところそれは人間関係の問題になるかしら。人間関係というのは望む望まぬいろいろあるけれど、それらは嫌だからといってなくせるものではないのよね。問題は他者との距離のとり方でしょうけど、恋愛みたいな濃い人間関係になると、そこらの自制もむずかしいでしょうし。」
「先生はなんて教えるのかな。雛子たちに。傷つくのをおそれるな、なんていっちゃうのかな。」
「はてさてね。もし佳代がその立場ならどうするかしら?」
「ドストエフスキーの「白夜」読ませて感想書かせるかも。あ。なんだかよさそ。」
「‥小学生に? いや、ま、読めないってことはないでしょうけど。しかし白夜ね。あの美しさは少し思うところがあるかしら。」
→ドストエフスキー「白夜」
